完全Ver.認知症予防の教科書

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スクエアステップエクササイズのススメ【SSEで肩甲骨はがし】(13−18)

筆者が最後に務めた有料老人ホームで実施されていたのが、スクエアステップエクササイズです。 SSEと略して呼ばれることがありますが、この運動の良いところは、腕振り&肘引き動作が取り入れられているところです。 筆者はスクエアステップエクササイズ指導員です。 今回は指導員の立場から、肩甲骨が動くことの素晴らしさについて語ります。 結論1:歩き方の基本は肘引きウォーキング...
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鼻歌ウォーキングのススメ【歩く+音楽療法の効果】(13−17)

歌うことでリラックス、歩くことで脳が活性化されます。 鼻歌ウォーキングは手軽にできるダブルタスク、コグニサイズです。 結論:鼻歌ウォーキングはダブルの効果(音楽療法+ウォーキング)で認知症予防になる 軽度認知障害に対する音楽療法の効果 音楽療法は、認知症予防に役立つ方法の一つ 失われた発語を復活 音楽療法を継続することで、徐々に左脳の機能の回復を図ることがで...
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ながら歩きのススメ【コグニウォークって、知ってる?】(13−16)

コグニサイズは、国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題を組み合わせた、認知症予防のための運動です。 日本発のエビデンスです。晴らしいと思います。コグニサイズは認知症予防に効果的。ながら歩きは立派なコグニサイズなのです。 結論:『ただ歩くだけ』に飽きたら、『ながら歩き(コグニウォーク)』してみよう コグニサイズとは? ステップを踏めば、グーパーチェンジもコグニサイ...
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【奇跡の研究】中之条研究のポイント3選(12−15)

『歩くことは健康に良いけれど、歩きすぎは考えもの』だと世の中に知らしめた中之条研究について執筆します。 中之条研究は東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利先生が中心となって、群馬県中之条町の住民5,000人に20年間にわたって調査した研究です。 結果として分かったことは、『1日8,000歩、そのうちの20分間は中強度の歩行(早歩き)』が、もっとも多くの病気の予防に効果があり、健康...
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ウォーキング時に注意すべきこと3選【シニア向け】(12−14)

今まで、ウォーキングの良い面ばかり執筆してきました。 それだけでは不十分で偏った情報になりますから、今回はウォーキングの注意点やデメリットもお伝えしたいと思います。 注意点やデメリットをしっかり認識していただければ、より正しく、効果的にウォーキングをできるようになりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。 結論:『①血圧を上げすぎないように、②早く歩きすぎて息切れしない...
2025.01.21
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歩けば幸せホルモンで楽観脳になる!(12−13)

「リフレーミングで楽観脳になり、認知症を予防しよう」いうのはわかった。「でも、それだけ?」と思われた方がいたかもしれません。 言葉だけでなく行動でも楽観脳になれる方法を、ご紹介したいと思います。 実はあるんです。ある行動で簡単に楽観脳になる方法が。 それはウォーキングです。 結論:歩くことで幸せホルモンを増やして楽観脳になり、認知症予防に繋げよう! ウォーキングで悲...
2025.01.17
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認知症になりやすい性格の人3選(12−12)

認知症というのは、『ある日、突然に』なるわけではありません。 ゆっくりと進んでいきますが、そのスピードには個人差があります。 個人差がある理由の一つに、認知症になりやすい性格や認知症の進行を早めてしまう性格があると思います。 その解決策の一つとして、リフレーミングを提案します。 認知症になりやすい性格の人が、その性格をリフレーミングで克服できたら、認知症予防になると思いま...
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『脳で歩く』納得できる理由3選(12−11)

『足があるから歩ける』と信じて疑わないのが普通だと思います。もちろん正解です。 しかし、足をコントロールしているのは脳です。なので『脳があるから歩ける』も、これもまた事実だと思います。 結論:『①脳が衰えると歩き方に現れる②ウォーキングで脳の神経細胞が新しく作られる③ウォーキングで神経細胞を守る血管が増える』から、脳で歩いている 『脳で歩く』を納得させる理由 歩けば脳が活...
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ウォーキングで認知症に対抗しよう!(12−10)

歩きながら思索することを好む人々がいます。 いえ、訂正します。 「思索するなら歩くべきだ」と思っている人たちです。 スティーブ・ジョブズやニロファー・マーチャント、西田幾多郎など多数いらっしゃいますが、アリストテレスも。 アリストテレスは歩きながら思索することを好み、歩きながら哲学的な問題を考えることを重視していました。彼の学派は「ペリパトス派」とも呼ばれています。この「...
2025.01.08
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シニアに睡眠薬を勧められない理由3選(12−09)

筆者は有料老人ホームに32年間、勤務しました。入居者が睡眠薬を飲んで寝て、夜間の転倒で寝たきりになってしまった方が何人もいました。残念で、悲しくて辛かった思い出があります。 なのでシニアの睡眠薬の服用について、筆者の考えは「頓服で使用するなら生活の質の向上(QOL)のために致し方ない場合もあるが、常用はできる限り避けて欲しい」という考えです。 結論:睡眠薬は、『①転倒しやすくなり、②...
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