👪健康習慣ウォーキング

健康習慣ウォーキングで正しく歩く

筆者の提唱する健康習慣ウォーキングは、ウォーキングの習慣化を目的とするものです。

しかし忙しい中、時間を割いて歩くのなら、『正しく』歩くことをお勧めしたいとも思っています。

そして、ここでいう『正しい』とは、『無理のない』とか『自然な』という意味です。

結論:ウォーキングは万人にとって有用である

正しく歩く

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ウォーキングは本来、身体に対する負荷が小さいため、安全性の高い運動です。

しかし腰や膝、足首などを痛める人もいます。
その大半は、極端に姿勢が悪いとか、身体の一部に無理のかかる不自然な動きをしていることが原因です。

しかも、ひたすら頑張っている人に多い。

頑張る気持ちはとても尊く、大切なものです。
しかしそれで怪我をしてウォーキングできなくなってしまったなら、何のための頑張りかということになってしまいます。

『正しい歩き方』という場合、筆者の意見は正しくて、他の人の意見は間違っているというような意味ではありません。
この点は強調しておきたいと思います。

無駄な力を使わない歩き方

正しい歩き方を違う側面から説明すると、正しい歩き方の基本とは、『体幹を使う』ことだと定義できます。

簡単にいえば、体幹というのは、身体の胴体部分のことです。

ここには背中、お腹、お尻などの筋肉と、肩甲骨と骨盤があります。

筆者が提唱する健康習慣ウォーキングは
『体幹の筋肉を上手く活かし、できるだけ楽にウォーキングして、運動量を増やすウォーキング方法』
だと考えていただいて結構です。

健康習慣ウォーキングが正しく身につければ、以前の自分と比べて、より大きな運動効果が期待できます。

体力の衰えを感じた人が、ウォーキングで少しでも自信を取り戻すことができたのなら、とても素晴らしいことではないでしょうか。

まとめ

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「トップランナーもトレーニングの一環としてウォーキングを取り入れている」と有名なランニング解説者の方が言っていました。

また多くの競技のアスリートが、『トレーニングの基礎の基礎としてウォーキングを取り入れている』そうです。

ウォーキングは誰にとっても重要なのだということを、ぜひ知っていただきたいと思います。

健康志向と健康習慣ウォーキング

日本は世界に類をみない超高齢社会を迎えています。

寿命の伸びという側面だけ見れば、素直に歓迎すべきでしょう。

しかし社会の高齢化は、別の側面も持っています。

従来とは比べられないほど、長い人生を元気に生き抜かなければならなくなったのです。

結論:運動不足を解消する手段として健康習慣ウォーキングを推奨する

生活習慣病について

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健康志向の広がりは、シニア層に限ったことではありません。

都市部に住む人の多くは、日常的に身体を動かす機会が減っています。

休日の遠出もマイカーで、職場ではデスクワークが中心です。

最近の子供達は、屋内でテレビゲームで遊ぶことが主流になり、外遊びは圧倒的に少数派だと聞いています。

余談ですが筆者が子供の頃(昭和40年代)は、十キロ前後も外を走り回っていたという研究者もいます。

昔から比べると身体を動かさなくなったことに加えて、欧米風の食生活が一般化し、一日の摂取カロリーが大幅に増加しました。

大量にカロリーを体内に入れ、それを燃焼させる運動はしない。
放置すると内臓脂肪が体内に蓄積して、色々と悪さを始めます。

こうして心筋梗塞や脳卒中など、死に直結しやすい生活習慣病が引き起こされるのです。

運動と食事

メタボリックとは、代謝の意味です。

メタボリックシンドロームとは、代謝異常が起きて内臓脂肪が溜まり、高血圧など生活習慣病の症状が複数、現れている状態です。

メタボを放置すると、『将来大変な病気になる』という理解も進んでいますが、相変わらず対応しない人も多いという事実があります。

メタボを防ぐポイントは、食事と運動といっていいかと思います。

食事と運動という二つのポイントに絞って、予防をしていこうというのが『脱・メタボキャンペーン』と呼ばれるものです。

メタボにならないために

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メタボリック健診について

  • 目的: 内臓脂肪や血圧・血糖値を調べ、将来の病気を予防するための検査
    対象: 40歳から74歳の人。
  • 検査内容
    • 身体計測(身長、体重、お腹の周りを測る)
    • 尿検査、血圧測定、血液検査
  • 特定保健指導
    内容
    : 健康を保つために、食事や運動のアドバイスをもらう。

メタボとその予備軍

厚生労働省は初めての全国調査で、40歳から74歳の男性の二人に一人、女性の五人に一人が、メタボリックシンドロームとその予備軍だったと発表しました。

このような人たちは、まだ病気とは認められたわけではありません。
しかし何の対策も取らないと、将来、脳や心臓の血管の病気を起こす確率は、そうでない人と比べて2倍から3倍も高くなるといわれています。

運動する理由

内閣府が3年に一度実施する『体力・スポーツに関する世論調査』では、運動を行なった人に理由を聞いています。

「健康・体力づくりのため」「楽しみ、気晴らしとして」「運動不足を感じるから」などの回答が続きます。

まとめ

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気晴らしに散歩してみましょう。

気持ちが晴れたら、水分補給をして、深呼吸しましょう。

ウォーキングしたくなったのなら。
健康習慣ウォーキングを始めてみませんか。

【参考文献】

・金哲彦『からだが変わる体幹ウォーキング』平凡社新書

・金哲彦『確実に早くなる!体幹ランニング』講談社

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