歩きながら思索することを好む人々がいます。
スティーブ・ジョブズやニロファー・マーチャント、西田幾多郎など多数いらっしゃいますが、アリストテレスも。
結論1:脳の働きを良くするには歩くことが重要
結論2:歩くことで海馬の血流量が増すため、短期記憶が低下する認知症に対する意義は大きい
幾つになっても、もちろん認知症になっても、歩くと脳の血流は増える
脳の血流は加齢とともに低下しますが、認知症になると顕著に低下が見られます。
脳内の神経細胞は血流不足に弱いため、認知症になり血流不足になれば機能低下するのは必然ではないでしょうか。
ここで考えていただきたいのですが、
「認知症になるから血流不足になるのではなく、血流不足になるから認知症になるのかもしれない」
ということです。
少なくともアルツハイマー型認知症に特徴的な短期記憶の低下は、海馬の血流の低下で引き起こされることがわかっています。
ウォーキングは海馬の血流を増やす
- 55歳から80歳の人々を対象にした研究では、毎日40分のウォーキングを続けると、海馬の容積が2%ほど増加することがわかった
- この増加は、記憶力を向上させる効果があると考えられている
若い人も年配の人も、無理のないウォーキング(トレーニングのレベルではないウォーキング)で脳の血流を増やすことができます。
短期記憶が低下するのが認知症の最大の特徴です。
海馬の血流が増加するウォーキングは、認知症予防になると考えられます。
まとめ
筆者は認知症予防のためにウォーキングを推奨しています。
が、しかし。
仕事で新しいアイディアを出さなければいけない時などは、積極的にウォーキングするのも有効だと思います。
何かに行き詰まった時は、ウォーキングにチャレンジして、アリストテレスがウォーキングを好んだ理由を体感してみてはいかがでしょうか。
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