日本は世界に類をみない超高齢社会を迎えています。
寿命の伸びという側面だけ見れば、素直に歓迎すべきでしょう。
しかし社会の高齢化は、別の側面も持っています。
従来とは比べられないほど、長い人生を元気に生き抜かなければならなくなったのです。
結論:運動不足を解消する手段として健康習慣ウォーキングを推奨する
生活習慣病について
健康志向の広がりは、シニア層に限ったことではありません。
都市部に住む人の多くは、日常的に身体を動かす機会が減っています。
休日の遠出もマイカーで、職場ではデスクワークが中心です。
最近の子供達は、屋内でテレビゲームで遊ぶことが主流になり、外遊びは圧倒的に少数派だと聞いています。
余談ですが筆者が子供の頃(昭和40年代)は、十キロ前後も外を走り回っていたという研究者もいます。
昔から比べると身体を動かさなくなったことに加えて、欧米風の食生活が一般化し、一日の摂取カロリーが大幅に増加しました。
大量にカロリーを体内に入れ、それを燃焼させる運動はしない。
放置すると内臓脂肪が体内に蓄積して、色々と悪さを始めます。
こうして心筋梗塞や脳卒中など、死に直結しやすい生活習慣病が引き起こされるのです。
運動と食事
メタボリックとは、代謝の意味です。
メタボリックシンドロームとは、代謝異常が起きて内臓脂肪が溜まり、高血圧など生活習慣病の症状が複数、現れている状態です。
メタボを放置すると、『将来大変な病気になる』という理解も進んでいますが、相変わらず対応しない人も多いという事実があります。
メタボを防ぐポイントは、食事と運動といっていいかと思います。
食事と運動という二つのポイントに絞って、予防をしていこうというのが『脱・メタボキャンペーン』と呼ばれるものです。
メタボにならないために
メタボリック健診について
- 目的: 内臓脂肪や血圧・血糖値を調べ、将来の病気を予防するための検査
対象: 40歳から74歳の人。 - 検査内容
- 身体計測(身長、体重、お腹の周りを測る)
- 尿検査、血圧測定、血液検査
- 特定保健指導
内容: 健康を保つために、食事や運動のアドバイスをもらう。
メタボとその予備軍
厚生労働省は初めての全国調査で、40歳から74歳の男性の二人に一人、女性の五人に一人が、メタボリックシンドロームとその予備軍だったと発表しました。
このような人たちは、まだ病気とは認められたわけではありません。
しかし何の対策も取らないと、将来、脳や心臓の血管の病気を起こす確率は、そうでない人と比べて2倍から3倍も高くなるといわれています。
運動する理由
内閣府が3年に一度実施する『体力・スポーツに関する世論調査』では、運動を行なった人に理由を聞いています。
「健康・体力づくりのため」「楽しみ、気晴らしとして」「運動不足を感じるから」などの回答が続きます。
まとめ
気晴らしに散歩してみましょう。
気持ちが晴れたら、水分補給をして、深呼吸しましょう。
ウォーキングしたくなったのなら。
健康習慣ウォーキングを始めてみませんか。
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