ロコモ(ロコモティブシンドローム=運動器症候群)は、足腰の弱さや関節の痛み、筋力の低下などが原因で、移動機能が低下する状態を指します。
運動器とは、体を動かすときに使う器官のこと。
筋肉・骨・関節などのことです。
運動器のいずれかに障害(変形性関節症など)が起こると、ロコモがさらに進行します。
ロコモは、放置すると要介護や寝たきりに。
結果的に脳への刺激の少ない生活になり、認知症を発症しやすくなります。
結論1:ロコモだとメタボに、メタボだとロコモになりやすい
結論2:ロコモもメタボも認知症になりやすい
メタボとロコモと認知症の関係性について
- メタボだと認知症になりやすい
- ロコモだと認知症になりやすい
- メタボだとロコモになりやすい
- ロコモだとメタボになりやすい
メタボの方は、軽いウォーキングでさえ
「はあはあ」
と息が荒くなり、ますます運動が億劫になり、ロコモへ向かう傾向があります。
ロコモの人は痛みがあったり、そもそも筋肉量が少ないから出歩くのが面倒になって、外出さえしなくなる。
『運動しない、外出さえしない』状態だから、メタボへ一直線です。
要するに
「メタボだとロコモになりやすく、ロコモだとメタボになりやすい」
そして
「ロコモもメタボも、両方とも認知症になりやすい」
ロコモ予防とメタボ予防と認知症予防は、一体と考えて同時に行うべきなのです。
ロコモを予防するには?
ロコモの予防には『ロコトレ(ロコモーショントレーニング)』が効果的です。
日本整形外科学会が推奨するロコトレは、方脚立ちとスクワットの2つだけの運動です。
- 片脚立ち
- バランス能力を養うための運動です
- 左右とも1分間で1セットを1日3セット行います
- 支えが必要な場合は、机に手や指をついて行います
- スクワット
- 下肢の筋力をつけるための運動です
- 足を肩幅に広げて立ちます
- お尻を後ろに引くように、2~3秒かけてゆっくりと膝を曲げ、元に戻ります
- スクワットができない場合は、イスに腰かけて机に手をついて立ち座りの動作を繰り返します
上記のロコトレも効果的ですが、筆者はウォーキングも推奨しています。
ウォーキングは気晴らしにもなり、セロトニンの分泌も促します。
『外に出て深呼吸する、そして日光浴する』ところから始めましょう。
まとめ
足腰に自信がなくなってくると、散歩も外出も控えてしまいがち。
そんな自分と決別し、意識的にウォーキングに出かけましょう!
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