ちゃお!
ポールウォーキングが大好きな、こちかずさです。
自分は30年以上もの期間を有料老人ホームで勤務して、現在はリハビリテーション病院で働いています。
そして日本ポールウォーキング協会認定マスターコーチプロでもあります。

有料老人ホームに勤務する中でポールウォーキングに出会い、シニアに最もおススメなスポーツがポールウォーキングだと確信しました!
そんな筆者が運営している『ウォーキングが大好きだ!』では、シニアが「ウォーキングをやってみたいなぁ」と思ったときに参考にしていただける記事を発信しています。
この記事では股関節に不安があるシニアが、ポールウォーキングを始める際のポイントを3つ解説しています!

股関節だけでなく身体に不安がある方は、ポールウォーキングを始める前に医師の診察を受け、「歩くことは問題ないし、むしろ歩いた方がいい」と太鼓判を頂いてから実施してくださいね!
ポールウォーキングの3つのポイント『その①』
ポールは、かかとの近くへ置く!【突くのではなく、置く意識が重要です】
右足を前に出すとき、左側の腕は前に出ていますよね?左側のポールの先端は、右足のかかとの近くに置きます。
右足のかかとの近くとはいえ、置いたポールと左足が交錯しないように置いてください。
交錯すると転倒してしまいます。
転倒しないようにポールをもって歩くのに、転倒してしまったら笑い話ですよね。
それから置くのであって、突くのではありません。
突く意識が無くても、『ポールを持つ手に力が入って』歩いている様子は、まるでポールを突いて歩いているように見えます。
ポールは突くのではなく、『置く』という意識が大切です。
しかし『置く』意識が強すぎると、『そうっと、大切に置く』ような動作をする方がいますが、これも避けたほうが良いです。
なぜなら、『そうっと、大切に置く』状態だと廻旋運動(肩甲骨と腰とのねじれ連動)が弱くなり、運動効果が低くなるからです。
ポールウォーキングの3つのポイント『その②』
目線は目の高さ(15メートル先を見る!)【前方不注意にならないように】
「15メートルってどのくらい先なのか、感覚的に理解できない」って人が多いと思います。
「ポールをかかとの近くに置く」意識が強すぎて、下ばかり見て歩いていることがないように、「前方を見て歩いて!」って意味だと理解してください。
下ばかり見てポールウォーキングしたら危険です。前からは車や自転車がやってきますし。
自分も初心者の頃は電柱にぶつかりそうになりました(笑)
とはいえ、「かかとの近くにポールを置くことができているのか、どうやって確認するの?」という疑問がわいてきます。
その時にヒントになるのがポールを握っている腕です。
ポールの先端をかかとの近くに置いている状態で、腕を前に突き出してみてください。
この腕を前に突き出す動作をパンチングというのですが、そのパンチングをした腕の位置を覚えておけば、「ポールの先端がかかとの近くにあるな」ということが感覚で分かるようになります。
この「感覚でポールの先端の位置が分かる」ようになるまでは、多少の努力(トレーニング)が必要となります。
ポールウォーキングの3つのポイント『その③』
息を止めない!【意識して呼吸することが大切です】
「ポールはかかとの近くに置く」、そして「15メートル先を見る」を意識してポールウォーキングしているアナタ!
息が止まっていませんか?
そうなんです。人間は集中して何かをしようとすると、息が止まってしまうんです。
シニアは息を止めると危険です。血圧が急上昇してしまいますから。
防ぐには、意識して呼吸をするようにしましょう。
その場合、「鼻から吸って口から吐く」ができればベスト。
できなくても自然に(意識することなく)息ができているようなら大丈夫です。
「息を止めるなんて、そんなバカな!」と思うかもしれません。
しかし、ポールウォーキングの3つのポイントのうりち、2つを強く意識して取り組むと、必ず息が止まっています。
ですから『意識的に息をする』ということが、とても大切なポイントになります。
ポールウォーキングの3つのポイント【股関節に支障がある方向け】を映像で確認してみよう!
👇動画は音が出ます。お気を付けてご覧ください👇

この記事では、股関節に支障がある人むけに、ポールウォーキングの3つのポイントについて書きました。
この記事を参考に歩くのは、医師から「歩くほうがいいよ」とウォーキングの許可が出てからにしてくださいネ!

ちゃお!
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