歩かない人は適正な体重を維持できない。
だんだん太り出して、太り出すと、ますます歩きたくなくなる。
悪循環だ。
歩く人は健康を維持できるから、ますます歩きたくなる。
歩くから健康を維持できると実感し、歩くことが楽しみになる。
良循環である。
結論:健康的な食生活を続けながら、1日30分以上歩けば、健康的な体重を維持できる
健康的な食生活とは?
健康的な食生活のポイントをいくつか紹介しようと思う。
- 朝食を毎日とる
- 朝食をとることで体内時計がリセットされる
- 朝食を抜くと夕食や夜食の量が増え、肥満や生活習慣病のリスクが高まる
- 主食・主菜・副菜を組み合わせる
- 主食・主菜・副菜をバランスよく摂ることで、栄養素のバランスが良くなる
- 多様な食品をとる
- 多くの食品を組み合わせて摂ることで、栄養素をバランスよく摂取できる
- ご飯などの穀類を毎食とる
- 糖質制限に注意しつつ、バランスよく炭水化物を摂る
- 脂質やたんぱく質の過剰摂取も注意が必要
- 野菜は1日350g以上とる
- 野菜には食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれており、生活習慣病の予防に効果的
- 果物は1日200g程度とる
- 果物には食物繊維や抗酸化ビタミンが含まれている
歩くと『太りすぎ』にも効果がある
良循環になるか、悪循環になるか。
それは脳の働きにも関係がある。
ウォーキングし続ける人は、ウォーキングする快感が毎日、脳に刷り込まれる。
脳は繰り返し快感を求め、ウォーキングしないと気持ち悪いという心の状態になる。
心の赴くまま歩くと、結果的に健康な体重を維持でき、良循環に身を置いていることになる。
逆にウォーキングしない人は、ウォーキングが面倒だと感じている。
脳はウォーキングを不快だと判断し、体重が重くなる。
足の筋肉も衰えて体重も増えているのだから、ますますウォーキングを不快だと判断し、ウォーキングが面倒だと嫌気がさす。
こうなると健康のために歩きたくても歩けなくなる。
まとめ
こうして悪循環に陥るのだが、この悪循環を断ち切れるのは脳以外にない。
今はウォーキングが面倒でも、ウォーキングで楽しかったことを脳が思い出せば、不快でも歩いてみようと判断する。
少しづつでも歩いていれば、脳は歩く快感を思い出す。
これによって良循環のサイクルに乗ることが重要だ。
このサイクルに乗れば、体重は少しづつでも減少に転じるはずだ。
確実に健康的な食生活へ舵を切れる。
歩くことで確実に健康に近づくことは間違いない。
健康的な体重を維持したければ、健康的な食生活を続けながら、1日30分以上を目安に歩くべきなのだ。
参考文献】
・金哲彦『からだが変わる体幹ウォーキング』平凡社新書
・長尾和宏『認知症は歩くだけで良くなる』山と渓谷社
・大島清『脳は「歩いて」鍛えなさい』新講社
・長尾和宏『病気の9割は歩くだけで治る!』山と渓谷社
・大島清『歩くとなぜいいか?』PHP文庫
・長岡智津子『ポールウォーキング』評言社
・金哲彦『確実に早くなる!体幹ランニング』講談社