カロリー制限は逆効果【ウォーキングは健康長寿の大王だ】(2-03)

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中年過ぎの肥満の解消には、脂肪を過度に摂らないことと、ウォーキングなどの有酸素運動で脂肪を燃焼させることが重要だ。

しかし
「簡単に痩せる方法があるのではないか」
とか
「楽な抜け道があるのではないか」
と思うのが人情だ。

しかしそんな魔法のようなダイエット方法はないし、間違ったダイエットほど有害なものはない。

結論:食事制限を中心にする間違ったダイエットは『百害あって一利なし』

机上の空論

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有力なダイエット法の一つとして、『食事制限してカロリー摂取を減らす』というものがある。

確かに、理にかなっているように思えるが、『机上の空論』である。

我々の身体は、そんなに単純にはできていない。
カロリー摂取が減ると、脳は基礎代謝を極限まで減らして、生命維持を図ろうとする。

脳は飢餓状態に備える臨戦体制を指示し、少ないカロリーでも生き延びられるように体質を変えるのだ。

エネルギーを消費する筋肉を落として、逆に少しのカロリーでも体脂肪として蓄えようとする。

足や腕の筋肉は削げ落ち、腹回りの脂肪は兵糧米として残される。

実際には、大半の人はダイエットの途中で挫折して、その反動でドカ食いしてしまう。

これが間違ったダイエットの大きな弊害となる。

このときすでに少しのカロリーでも脂肪として蓄える体質が出来上がってしまっているのだ。

ドカ食いしたらどうなるかは自明である。

飢餓状態を自覚している脳

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「大変だ、飢饉がきた。飢餓状態をなんとか乗り切らなければ」
と感じている脳は、摂取されたカロリーをできるだけ多く脂肪に変えて蓄えようとする。

これがリバウンドと呼ばれるもので、ダイエット前よりさらに太って、体力は落ちている状態になる。

飢餓状態を乗り切ることを至上命題としている脳は、失われた筋肉を取り戻すより、脂肪の上に脂肪を重ねることを優先してしまうのだ。

ダイエットをやり遂げたとしても、拒食症になることも否定できない。
安易にダイエットに挑戦してはいけないのだ。

まとめ

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無理なダイエットは途中で挫折しても、やり遂げたとしても身体に大きなダメージを与える。

『百害あって一利なし』というのが、食事制限を中心とする間違ったダイエットなのだ。

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