正しい歩きは正しく立つことから始まります。
正しく立つ際の意識すべきポイントは、丹田・肩甲骨・骨盤の三つ。
そして身体に一本の軸を持って、軸を安定させることが重要です。
結論:腕を引く動きが背中(肩甲骨)に伝わり、背中から腰、腰から足の動きにつながっていく
正しく立つポイント3選
- 肩の力を抜いてまっすぐ立つ
視線は足元をみず、前方です。
猫背になったりせず、両足に均等に体重をかけます。 - 少し胸を開き、肩甲骨を軽く中央に寄せる
寄せるのは肩ではなく、あくまで肩甲骨です。 - 骨盤を前傾させて歩き出す
骨盤の前傾に合わせて、上体も少し前傾させます。
前傾して倒れる力と足が前に出る力とで、身体が前に出る力を利用して前に歩き出します。
『歩き出しは上半身から』をイメージする
人間が前に進む動きは、どこからスタートするのでしょうか。
歩き出しは、実は上半身からスタートしています。
上半身の意識すべきポイントは背中です。
特に肩甲骨の動きが重要で、肩甲骨の動きを促すために肘を後ろに引くのです。
まず足が出て、それに腕がついてくるのではありません。
背中を意識するだけで、『骨盤を動かそう』などと意識しなくても、正しく歩き出せます。
正しい歩き方の流れ
正しい歩き方は、以下のような流れになっています。
- 肘を後ろに引くことによって、肩甲骨を動かす
- 肩甲骨の動きが骨盤に伝わり、肘を引いた側の骨盤が回旋し、前に出る
- 骨盤は上半身と下半身の繋ぎ役なので、前に出た骨盤と同じ側の足が前に出る
- 足裏の踵から着地する
- 身体が回旋する連続運動で、動きが連続する
上記が体幹を中心に全身の機能を上手に使った、正しい歩き方です。
体幹をうまく使うことができれば、下半身は上半身についてくるように動作します。
まとめ
最初はぎこちない動きになるかもしれませんが、繰り返すうちに慣れてきます。
違和感がなくなると、自然に正しい歩きができるようになります。
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