誰でも
「何をやっても上手くいかないなぁ」
という時があると思います。
そんな時、絶対にダメな考え方があります。
それは
「なんで上手く出来ないんだろう…」
です。
結論:気持ちがネガティブな時は「なぜ?」を考えない方が幸せです
なんば歩きの人に「なぜ?」と尋ねて原因をつきとめたところで解決するでしょうか?
ポールウォーキングのコーチをしていると、ポールを持って歩き出そうとした途端になんば歩きになってしまう人がいます。
なんば歩きは緊張した時など、右手と右足が同時に出てしまう歩き方です。
結婚式で新郎や新婦の父が緊張のあまり上手く歩けなくなっちゃう、あの歩き方ですね。
なんば歩きの人に
「何でなんば歩きなの?」
と尋ねて、なんば歩きが解決するでしょうか。
解決しないですよね。
結婚式の新郎は、おそらく結婚式が終われば、普通に歩けるはず。
緊張が解れれば自然に元通りに歩けますよね。
この場合には『時間が解決してくれる』と言い換えてもいい。
原因を探り『時間が解決してくれる』と分かったところで、バージンロードをなんば歩くことになりそうです。
要するに原因が分かったところで解決しないのです。
なんば歩きが目立たないよう新婦と手を携えて歩くとか、『この場をどう乗り切るか』を考えた方が、原因を探るよりずっと有意義です。
この例の場合、原因を突き止めても意味がないのです。
「なぜ?」を問わない方が幸せです
「なぜ?」が有効な場合:トヨタなぜなぜ方式
- トヨタなぜなぜ方式は、問題が発生した原因を「なぜ?」と繰り返し問いかけることで、その原因を究明する方法です
- 一般的には、5回「なぜ?」と問いかけることで、問題の原因を突き止めます
工場とかの限られた空間での作業や自分の仕事のオペレーション上でのミスを減らす場合に、トヨタなぜなぜ方式は有効です。
ポジティブに問題解決に繋げられるなら、なぜなぜ方式は非常に有効です。
ポジティブかネガティブで使い分けるべし!
マインドがポジティブかネガティブかによって使い分けましょう。
ネガティブに自分自身や他人を責める材料を探すための「なぜ?」という問いなら、無意味なのでやめましょう。
なぜなぜ方式で解決しようとすると、真面目な方は
「これもあれも、一方のこれはどうすることもできないし、あぁどうすればいいんだろう」
なんてことになる。
真面目な方ほど『なぜ?』を自分に問うほどネガティブな感情になり
「プラスの面よりマイナス面の方が大きくなる」
と筆者は考えています。
基本的には『なぜ?』という思考はやめてしまった方がいいと思う。
原因を追求するのはやめて
「どうしたら上手く出来るだろう」
という思考で、前向きに対処した方が建設的だと思うのです。
まとめ
出来ない理由を探したところで、出来るようにはならないです。
これは自分自身に対しても、他の人に対しも、です。
上手く出来ない時に考えるべきは原因を追求するのではなく、
「どうしたら上手く出来るだろう」
という問いです。
上手く出来る方法を考え、実践することが肝要です。
もちろん一概には言えません。
しかし『出来ない理由を考えたところで意味はない』と筆者は考えています。
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